クイズはこうでした
正解は4の「観光特急しまかぜ」です
こいつだけ何もありません
では他の三つの記録はなんなのか?
まず「快速みえ」から行きます
快速みえとは、愛知県名古屋市名古屋駅〜三重県鳥羽市鳥羽駅間をJR関西本線、伊勢鉄道伊勢線、JR参宮線を使って走行してる列車です
この「快速みえ」の日本一の記録とは、駅の通過割合(通過率)です
道中の普通停車駅38駅のうち、なんと驚愕の28駅を通過
割合にして7割5分ほど通過しています
これは指定席券以外の追加料金不要な列車の中では、敦賀から姫路を走るあの関西最速快速を抜いて快速の中ではトップ
一部の特急すら上回る割合です
なんなら、全く同じ区間を走る「特急南紀」と停車駅はほぼ同じ(こちらは当然特急券が必要)となるくらいです
原因は隣接する近畿鉄道との競合です
特にJR関西本線の名古屋区間はただでさえ本数で負けており、とかく近鉄との競争に負けがちですので…
ちなみに青春18きっぷで乗車する場合は、伊勢鉄道の区間乗車する場合のみ別途料金かかるため気をつけてください
続いて「特急宗谷」です
宗谷とは、北海道札幌市札幌駅〜北海道稚内市稚内駅をJR函館本線、宗谷本線を使って走破する、日本最北端の特急列車です
その距離は驚愕の396キロ
気動車特急としては日本一の走行距離を誇ります
その分時間も長く、5時間ほど揺られていることになります
ちなみに車内販売はありません
地獄を見るので忘れないように駅で買っておきましょう
最後に「超快速スノーラビット」です
この列車は新潟県湯沢町越後湯沢駅〜新潟県上越市直江津駅間をJR上越線、北越急行ほくほく線、JR信越本線、えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインと4つの路線にまたがる超快速です
ズバリ、こいつの異常は速度にあります
追加料金不要な列車の中では日本一、なんと平均時速は驚愕の88キロで最高時速は110キロ
日本最遅の「特急伊那路」なんて目じゃなく、なんならそこらへんの特急すら抑えての堂々の記録です
元々新潟県は南北を走る鉄道と、北の方を東西に走る鉄道路線はありましたが、南の方を東西に走る路線はありませんでした
そこで国鉄時代に作られ、その後国鉄大爆発後に第三セクターの北越急行によって完成された、かなり新しい路線です
昔の路線は技術力の問題でトンネルがなく山に沿って走ることが多いですが、それだとカーブが多くなりとても遅くなってしまいます
しかし新線であるこの北越急行は山なんかお構いなしにぶち抜いて作ってしまったので、ほぼ直線でとてもスピードが出しやすいです
しかもこの超快速、ほくほく線区間内は一つの駅しか停まらない(多く止まる方のスノーラビットもある)ので、かなりスピードを出せます
以上です
鉄オタじゃないか…