今回はちょっと真面目なこと書こうと思います
皆さんは「女性専用車両に男性が乗ること」についてどう思いますか?と以前アンケートで聞きました
半年前ですかね
もっと早く記事書けって!?その通りですごめんなさいすみません許してください
その時私は「女性専用車両に男性が乗ることは法的に問題がない」と言いました
しかし女性専用車両賛成派からは、乗ることを禁じる法律はある!との声があります
これ、どちらかが明らかに嘘をついてるので、当然どちらかが正しいハズですよね
どちらが正しいと思いますか?
正解は「どちらも正しい」なんですよね
そんな顔しないでください(誰もしていない)
どういうことか解説します
まず、女性専用車両についての法律はこんなものがあります
第三十四条 制止ヲ肯セスシテ左ノ所為ヲ為シタル者ハ十円以下ノ科料ニ処ス
一 停車場其ノ他鉄道地内吸煙禁止ノ場所及吸煙禁止ノ車内ニ於テ吸煙シタルトキ
二 婦人ノ為ニ設ケタル待合室及車室等ニ男子妄ニ立入リタルトキ
この鉄道営業法34条2号、要は「婦人のために作った待合室や車両に、男子がみだりに立ち入ったら罰金に処します」となっています
なんだ、法律あるじゃないか!と思いましたか?
実はこの法律、現在の女性専用車両のために作られた法律ではないんです
科料10円の時点でわかりますねw
この「婦人ノ為ニ設ケタル待合室及車室等」とは、現在の女性専用車両よりもっと厳格な、強制力のあるものを指しています
現在女性専用車両を運行している各鉄道会社、国土交通省、警察全てが「この法律の適用は考えていない」と明言しています
そのためこの法律は「存在はするが、適用はされない」法律なんですね
だからどちらも正しいんです
ちなみに日本国憲法では性別による差別を禁止していますが、現在の女性専用車両は最高裁判決で合憲とも明言されています
一見矛盾しているようですが、判決ではあくまでも任意による協力のためとされているので、強制されない限りは憲法にも違反しないようです
私は名古屋に住んでおり、名古屋では関東や関西と違って女性専用車両はかなり少ないです(地下鉄東山線が平日のみ終日、地下鉄名城線が平日のみ始発から9時までの運行)
そのため名古屋では他の地域と比べてもイザコザは少ないと思います
皆さんは法律を守って、粛々とお出かけしましょう