小太郎のTCG雑記

名古屋でTCGをやっている小太郎というものです。趣味でやっているカードゲーム(主にMtG、ウィクロス、Z/X)と名古屋に関することをテキトーに書いていこうと思います。

過去の遊戯王の悪質なマナー違反行為

その昔、遊戯王をやっていた頃はかなり悪質な行為がたくさん見られました

相手のミスにつけ込むような、ルールには抵触していない(一部抵触しているものもある)けれど、マナーという観点からすると見苦しい行為です

どのようなものがあったのか、紹介していこうと思います

 

※コタローの記憶をもとに書いていますので、事実とは異なる場合があります

※当時のルールです、現在はルールが変更されている場合があります

※あくまで当時の悪質な行為の紹介であるだけです、良い子のみんなは絶対に真似しないようにしましょう

※コタローの偏見が入っています

 

 

・巻き戻しマイクラ

これは有名だと思っています

このカードが問題児です

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遊戯王のフェイズは大まかにこうなっています

ドローフェイズ

スタンバイフェイズ

メインフェイズ1

バトルフェイズ

メインフェイズ2

エンドフェイズ

これをそれぞれのプレイヤーが行い、デュエルを進めていくわけです

 

そしてこのフェイズの終了時には必ずターンプレイヤーの優先権が放棄されます

この場合、優先権が相手に移り、相手がカードの発動をする権利を得るわけです

巻き戻しマイクラは、このタイミングを用いた悪質な行為です

 

例えば

「ドロー!E・HEROエアーマン召喚!」

としたとします

これはスタンバイフェイズの終了時、相手に優先権が移っているのにその確認をしていないミスです

ここで相手は

「スタンバイフェイズに発動したいカードがあるため、スタンバイフェイズまで巻き戻ってください」

と宣言します

そしてスタンバイフェイズ終了時に

「マインドクラッシュ発動、宣言はE・HEROエアーマン

とされるわけです

 

本来であれば知るはずのないカードを宣言できてしまう、という行為です

これが「巻き戻しマイクラ」です

これはスタンバイフェイズの確認を怠ったプレイヤーも悪いのですけどね

 

当然揉めるわけですが、解決は容易ではありません

「スタンバイフェイズに発動して宣言もそのカードにしようと思っていた」と言われてしまえば、それを覆す証拠を用意するのはとても困難です

私がジャッジをしていた頃にもこれで呼ばれたことはありますが、しっかり確認をして下さい、としか言えませんでした

よく遊戯王をやっている人が何もなくても「スタンバイ、メイン」と言っているのはこのためです

確認はしっかり行いましょう!

 

 

・山崩しロス

これは「デッキ崩し」とも呼ばれます

諸悪の根源はこいつです

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本来はこいつだけではないのですが、まあこいつが有名です

 

遊戯王は3戦のうち2本勝ちのプレイヤーがマッチに勝利するシステムです

デュエルの間にはメインデッキの他に用意したデッキ(サイドデッキ)とメインデッキの間でのカード交換が認められています

しかしこのカードを主に使用する「MCV(メタモルポッド、サイバーポッド、ヴィクトリードラゴンを使った実質先攻ワンキル可能なコンボデッキ)」や「TOD(タイムオーバーデス、相手の行動をロックして1本だけ勝って残りを引き分けにして、マッチの勝利を狙うロックデッキ)」と呼ばれるデッキはそのうち最初の1本取ればマッチに勝利してしまうデッキです

それを本来防ぐはずのサイドデッキがまるで意味をなさないのです

そのため、どうにかしてサイドチェンジに持ち込む必要があるのですが、それをさせてくれないデッキなのでどうすることもできません

 

そしてプレイヤーは考えました

ルールでどうにかするしかない、と

悪質なプレイヤーが考え出した方法は、ルールに則った処理でわざと負けるというものです

「デッキを崩したものにはデュエルの敗北を与える」というルールがあります

つまり、自分のデッキを故意に崩して「デッキを崩してしまった」と自己申告し、ジャッジからデュエルの敗北を与えてもらってサイドチェンジする、という方法です

 

悪質だと判断されると「マッチの敗北」にまでなってしまうため、シビアな判断が要求されるという悪質な行為でした

 

 

・クイズワンキル

今回はこいつを使います(使わなくてもいいんですけどね)

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このカードの存在のため、遊戯王は「墓地の順番を変えてはならない」というルールがあります

相手が自分でわかりやすいように墓地の順番を変えたり、墓地でシャカパチしたり、特に理由はないけど触ってしまった時に

「相手が墓地の順番を変えてしまい、元に戻らなくなりました」

とジャッジに申告すると、完全に元通りにしたと証明できなければ「デュエルの敗北」が与えられてしまうのです

 

本来であれば面白いカードが、ルールを悪用するプレイヤーによって悪いカードになってしまった例ですね

あと墓地でシャカパチするのはよくないのでやめておきましょう

 

 

・はたき落としワンキル

これも有名だと思います

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相手がドローしたカードを手札に加えてシャカパチした時、これを使うと

「相手がドローしたカードがわからなくなりました」

として「デュエルの敗北」が与えられてしまうのです

 

プレイヤーがよくドローしたカードを一旦下に置き、スタンバイフェイズを宣言してから手札に加えてシャカパチしているのはこのためです

 

これも証明しようがない(手札がなければできるけど、そも手札がない時に相手はやらない)ので涙を飲むしかありません

宣言は大事だという話です

 

 

・スリーブロス

遊戯王の大会には規定があり、スリーブは二重までしか認められていません(今は異なります)

しかし当時から最大七重スリーブ、なんてデッキを使う人もいましたが、当然ルール違反です

なのでスリーブを外すよう要求できます

このスリーブを外している時間は「デュエルをできない」時間のため、遅刻と同じように扱われます

そのため、5分で用意できなければデュエルの敗北、10分で用意できなければマッチの敗北が与えられてしまうのです

 

ルールをよく見ずに大会に出た人も悪いのですが、それを利用して勝利を得ようとする悪質な行為です

 

 

・魔法罠ゾーンにモンスターをセット

かなみんさんからのコメントで思い出しました、ありがとうございます

例えば手札が0の場合に最大の効力を発揮する「インフェルニティ」というデッキはモンスターが少ないのですが、その少ないモンスターが手札に重なってしまい、効果を発揮できないことがタマにあります

そのため、モンスターカードを魔法罠ゾーンにセットしてデュエルに勝ち、そのままサッと片付けてバレないようにする、なんてことはありました

 

私も実際にジャッジをしていた頃に呼ばれて、大会から1人追放したことはあります

その人は「大嵐」を打たれて、場にある4枚を重ねて墓地に置き、不審に思った相手が確認したところその中に「ダーク・クレファー」があったそうです

大会から追放しましたね…その後、他の店では見かけましたが、私の勤めている店では見かけませんでした

 

 

・カット&シャッフルの色々

実は対戦前やサーチなどした後のデッキカットやシャッフルでも色々できます

特にファロー(横入れ)シャッフルが多いですね

例えば

1 チーム戦でファローシャッフルをし、横のチームメンバーにカードを見せて確認させ、何らかの手段で伝えさせる

2 個人戦にて同じくファローシャッフルをして外野にいる観戦者のフリをした仲間に見せ、何かしらの手段で伝えさせる

3 ファローシャッフル時に自分で底を見て、強いカードを底に送る

 

 

上記のような行動は本当に悪質で、人としての性質を疑われてしまうため絶対にやってはいけません

かくいう私はやっていた時期もありました…(悪質なプレイヤー相手に、悪質な行為が見られた時のみ使用していました)

今では反省してやってませんから!あの頃は若かったです

まあそもそも遊戯王自体すでにやっていないのですが…

 

このような行為をしないよう、みんなで自浄作用が働くよう努力していかなければいけませんね